インドネシア地方部における放射線診断に関わる課題
2-2.地方部における遠隔放射線診断を取り巻く環境  インドネシアの地方部における医療人材や医療サービスの不足は、放射線診断分野でも顕著である。インドネシアの人口2.5億人に対し、放射線科医は1,300人程度しかいない等、放射線科医の不足状況は著しく、地方部や小規模病院では、放射線科医を常駐できない病院がほとんどであり、医師がいない曜日・時間帯には、撮影をしても診断(読影)ができない状況にある。この現状が、患者のQOL低下(読影までの待ち時間の長さ、救急対応の弱さ等)、都市・大規模病院への患者の集中につながっているほか、放射線検査(脳レントゲン検査、肺炎、結核、肺がん等の胸部診断、整形の分野等) 普及の足かせともなっている。
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