インドネシア 保健省による遠隔放射線診断プロジェクトの教訓
インドネシア 保健省による遠隔放射線診断プロジェクトの教訓
インドネシア 保健省による遠隔放射線診断プロジェクトの教訓
インドネシア 保健省による遠隔放射線診断プロジェクトの教訓
2)遠隔放射線診断プロジェクトからの教訓(“首都集中型”モデルの限界)  医療の地域間格差の解消に向け、MOHでは2012年に、放射線診断、心電図検査の重要2分野から遠隔医療パイロットプロジェクトを実施している。遠隔放射線診断プロジェクトでは、ジャカルタ(チプト病院)とメダンを含む地方10都市を結び、地方での放射線診断を促進すること(“首都集中型”の遠隔医療モデル)を目指したが、プロジェクトは必ずしも成功裏には進まなかった。その要因として、技術面からは通信トラフィックの首都集中に伴う、通信回線の問題(小容量VPNによる通信速度の遅さ)等が挙げられた。加えて、首都の大規模病院の放射線科医等の多忙さ(新たな業務負荷に耐えられない)も大きな障壁となっていると思われる。通信トラフィックの集中、業務負荷の集中をもたらす首都ジャカルタと地方をハブ&スポーク状に結ぶ“首都集中型”遠隔診断には困難が伴うことが示唆された。
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