2) 潜在的需要の整理 ベトナムのヘルスケア事情を踏まえ、潜在的需要を整理する。先ずは人口構成の現状と将来像から15 歳から60 歳未満の就労可能年齢について整理する。就労可能年齢は全人口に対して割合としては減少するものの、絶対数としては増加することが明らかになった。これらの年齢層は経済活動を担う大切な存在であることから、彼らが健康に関して不安なく働けるよう、診療サービスや予防・早期発見などに至るまでの、主に医療サービスの拡充が需要として挙げら れる。また非感染症の割合が増加し生活習慣病などへの対策が求められることが予測されることから、特に予防や早期発見、フォローアップなどのサービスも需要として挙げられる。また就労可能年齢に該当する労働者については1992 年ベトナム社会主義共和国憲法に基づき公布された労働法10により健康診断が義務付けられており、そうしたサービスに対する多様化も需要として挙げられる。
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