高齢者ケアは家族によってなされるものとの意識は、ASEAN諸国に共通であるが、実際には、都市や海外に就職先を求めて子どもが出ていった結果として、地方に取り残される高齢者は少しずつ増えている。60歳以上の高齢者には、自己負担額が免除となる健康保険カード(SHI)が配布され、80歳以上の高齢者には毎月18万ドンの現金が給付される老齢福祉年金等があるが、物価上昇によって経済的に困窮する高齢者も増えている。また、基礎的な医療サービスが不十分であることから高齢者の95%が何らかの慢性疾患を抱えており、経済的な理由から継続的な治療ができていない。
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