(1)患者調査から示唆されること 妊娠初期健診を含む日本式周産期医療サービス、マタニティ・フィジカル・ヘルスケア、腰痛治療など、今後他の競合病院との差別化を図っていく要素については、概ね好評価を得て、現地妊婦にも十分受け入れられる可能性が高いことが確認された。一方で、課題も浮き彫りとなっている。例えば、マタニティビクス教室も参加後の満足度は高いことが確認されたが、参加する前の抵抗感がかなりあったことが判明した。その意味では、今後、広くサービスの提供を図っていく場合、マタニティビクスや腰痛治療などの有用性の啓発活動を継続的に行なっていく必要があることが示唆される。また、そもそも妊娠時の運動には習慣的に慎重な姿勢を示す傾向があるため、妊婦としての運動の必要性をより積極的に理解してもらうための啓発活動も必要となろう。
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