ベトナムの地域医療情報ネットワーク導入に向けたODAスキーム
 なお、ベトナムにおける地域医療情報ネットワークの導入に活用するODA の形態には、発電所やダム、道路、橋りょう等のハードのインフラ整備に必要な資金を低利・長期間で貸し付ける「円借款」と、社会的な課題の解決に向けて能力開発を支援する「技術協力」、保健医療や衛生、教育等の基礎的なインフラ整備を支援する「無償資金協力」があり、技術協力と無償資金協力は贈与となる。地域医療情報ネットワーク等のIT システムはハードのインフラと位置付けることが難しいため、円借款の対象に含まれにくいほか、地域医療情報ネットワークは現在の保健医療サービスを改善する追加的なサービスであり、基礎的なインフラと捕らえることが難しい場合がある。このため、ベトナムにおける地域医療情報ネットワークの導入に活用するODAは技術協力が有望であり、医療機関間の連携の促進による能力開発等を目的とし、地域医療情報ネットワークはそのために必要な機材として位置付けて、技術協力から整備費用を賄うことが適切であると考えられる(図表・45)
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