日本はベトナムの保健医療分野におけるODAでは、おもに技術協力や円借款を実施している。日本のベトナムへの保健医療分野における技術協力では、国立病院であるバクマイ病院・フエ中央病院・チョーライ病院を対象とした病院機能の強化と、人材開発に関するこれまでの取組に基づいた研修システムの開発と全国的な展開をめざす「保健医療従事者の質の改善プロジェクト」のほか、ホアビン省で構築した地域医療指導活動(Direction Office for Healthcare Activities:DOHA)の他の省への普及とリファラルシステムの改善をめざす「北西部保健医療サービス強化プロジェクト」等を実施している(図表・22)。北西部保健医療サービス強化プロジェクトではこれまでに導入したDOHAに基づき、省・郡の医療機関とコミューンヘルスステーションまでのリファラルシステムの構築に取り組んでおり、医療情報の交換がさかんになると考えられる。また、日本のベトナムへの保健医療分野における円借款では、「第2期地方病院医療開発事業」を通じて10の医療機関を整備する予定である。
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