1)ベトナムにおける医療器材購入財源確保 ベトナムでは、経口内視鏡の診療報酬が200,000ベトナムドン(日本円にして約1,000円)であり、日本の数十分の一である。この診療報酬では、病院は器材を新たに購入する予算を確保するのが難しい状況であることが明らかとなった。また、ベトナムの病院は大多数が国公立病院であり、病院での医療器材購入には国家予算の裏付けが必要である。実際、8月のMEJセミナー時に訪問した地方病院では、約20年前に購入されたと思われる内視鏡が使用されていた。この状況下で、器材輸出促進にはトレーニングのみならず、ベトナム保健省をはじめとした現地政策当局へのアプローチが効果的であると考える。現地政策当局にアプローチするにあたってはコンソーシアム単独ではなく、日本政府との連携が必要であるとも考える。
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