本実証調査を通じて、フエ地域では隣国ラオスとの関係が非常に密接である事が明らかとなった。ラオスは、医療環境はベトナムより劣っている。地方病院のみならず、首都ヴィエンチェンの大学病院においても十分な医療器材が揃っていないのが現状である。医師を希望する学生は、フエを中心にベトナムに留学する学生も少なからずいる。フエ医科薬科大学では、ラオスからの留学生に対して1年間ベトナム語を学習させ、その翌年より医学部の学生として授業を受けさせている。それでもラオスからの留学生は後を絶たず、如何にラオスで医療を学ぶインフラが整備されていないか、十分に想像できる。
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