(3)国際化拠点 実施計画立案当初は、今回設立したバクマイ病院の内視鏡センターをベトナム国内拠点、昨年度実証調査にて設立したフエ医科薬科大学を国際化拠点とする計画であった。本計画に対して、 1)バクマイ病院では、国内拠点(ハノイ)として52名の国内医師に加えて、インドネシアより1名の医師がトレーニングを受講する実績を上げた。加えて、他のASEAN諸国(インドネシア・ミャンマー等)からもバクマイ病院でトレーニングを受講したい、との声が上がっている。これを受け、バクマイ病院は計画時点での国内拠点としてのみならず、国際化拠点として活用させる為、更なる認知度向上・宣伝活動を強化していく 2)フエ医科薬科大学は、平成25年度に設立したセンターがあり、また継続したトレーニングを行っている事から拠点として他国のトレーニング受講希望者を受け入れる体制は整っている。一方でバクマイ病院と比較して A)交通の利便性・ネームバリュー・トレーニング受講生からの要望はハノイに集中した。 B)バクマイ病院が宣伝も先行しており、周辺国への認知が不足していた。 C)隣国ラオス・カンボジアとの交流が盛んであり、国際化拠点のターゲットとして両国医師の受入を検討していたが、まだ内視鏡医は両国併せて50名にも満たず、一般的な内視鏡検査を行う為の機材も揃っていない事から、未だ医療水準が一定レベルに達しておらず、時期尚早であった。
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