⑤保険会社の勢力拡大と課題 A世界が注目するブラジル医療市場とその現状 2013年の医療支出は24.4兆円とされ実にGDPの9.1%を占めた、世界最大と称される統一保健医療システム(SUS)が1億5千万人(総人口2.02億人の75%)もの国民の医療を担ったとされている。残る25%の中高所得層がSUSと個人保険の双方を使用してより充実した医療を享受している。ここで注目すべき事実はSUS利用者の80%以上が、その医療の質に大きな不満を持っていることである。2014年6月の満足度調査ではそれを上回る93%の『不満、不十分』の回答が寄せられている。満足度向上のノウハウを有した民間保険会社の参入が相次いでいる理由は市場規模のみならず、改善・提案型の保険商品の需要が大きく見込まれることにある。
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