ブラジルの国民健康保険庁が公表した2012年12月の集計では民間保険加入者数は4,790万人までになっている。ブラジルの人口が約1億9,840万人（2012年、国連人口基金）であるので加入率は、24.1％である。ちなみに日本は人口1億2,761万人（2012年総務省統計局）、民間医療保険の加入件数は2,553万件（2012年生命保険協会資料）であるので一人一保険の加入とした場合の加入率は20.0％であり、単純な比較は出来ないがブラジルにおける民間保険の加入率が如何に高いか分かる。その結果、ブラジルにおける民間保険会社の収益は2012年に950億ドルとなり、2011年度比12％の成長となっている。特に経済の中心であるサンパウロ市では民間保険加入者が80％であると言われている。