バングラデシュにおける災害・交通課題
バングラデシュでは、経済規模やインフラ整備と釣り合わない規模で安い輸入車が大量に流入し、交通外傷が激増している現状が問題となっている。世界的に見ても、国連が2015年に採択した「持続可能な開発目標」において、慢性疾患と共に交通外傷が具体的な問題として取り上げられ、「2020年までに交通外傷半減」を目指す事とされた。  さらに、バングラデシュは世界で最も災害に脆弱な国の一つとされており、国際災害データベース(Emergency Events Database:EM-DAT)によると過去30年間(1985年から2014年まで)の自然災害による総死者数は17万人超,総被災者数は2.6億人超であり、防災能力の強化が必要とされている。
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