（１） 現地の機器・設備の購買環境 　日本やタイでは、病院医療機器を製造元ないしその正規代理店から調達し、製造元から認定を受けた正規サービスエンジニアが修理や保守点検を行っている。また消耗品等の医 療材料は個別に各メーカーから購入すると煩雑なため、医療商材を取り扱う専門商社を窓口として一括で購入することが一般的である。ミャンマーでは、長く外国資本の企業進出が規制されていたこともあり、製造元が直接ミャンマーに進出して販売や修理・メンテナンスを行っている例は稀であり、ミャンマー現地代理店を経由して医療機器や医療材料を 調達することが一般である。この代理店が、製品輸入及び設置を行い、また導入にあたって医療従事者の教育・研修、導入後機器保守メンテナンス、故障時修理を一括して担当する。