ミャンマーにおける2016年3月末時点での透析施設数、透析装置台数、透析患者数は図表8に示す通りである。ヤンゴンは人口約700万人に対して透析センターは22施設存在するが、その他のエリアでは人口約4,700万人に対して透析センターは30施設しか整備されていない。透析センターが近隣に整備されていない地域の透析患者は、透析治療を受けるために、長時間かけて都市部や近隣国の透析センターに通うか、通院が不可能な場合は都市部に転居する必要があり、透析患者および患者家族にとって身体的および金銭的な負担は大きい。このように透析医療においてもヤンゴンとその他エリアでの医療格差は問題となっている。
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