ミャンマーにおける白内障
とりわけ、ミャンマーの失明率(8.1%)は世界でも最も高く、うち約70%が白内障によるものとされている。白内障の中でも最も多いのは、加齢白内障(特に紫外線の強い熱帯地方では罹患率が高い)や糖尿病性白内障である。白内障に罹患する人口は増加の一途をたどり、社会経済状況の改善により、特に糖尿病性白内障の増加傾向が著しい。しかしミャンマーでは、白内障は生産年齢人口における罹患率が高く、社会・経済的にも大きな負担となっており、今後の経済活動への足かせとなる可能性がある。ゆえに、同国の白内障に対する対策は喫緊の課題であり、ミャンマー保健省は白内障対策を最優先課題の一つとしている。このように白内障の診断と治療に対する絶対的ニーズが存在するが、同国では手術が可能な医師や施設の不足、白内障診療に係る医療機器や眼内レンズ不足等のために、60 万症例の白内障患者が手術を受けることができていない状況である。
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