1)介護ビジネス参入の留意点 上海市での介護施設における介護職員については、入居者が上海市民で上海語しか話せなく、上海市以外から出稼ぎに来た職員には上海語の対応ができないことがある。文字が読めない職員では薬に目印を付けて服薬管理に対応している。上海語の対応ができる介護職員の雇用は難しい。また、入居者については、日式介護の特徴である自立支援の理解ができておらず、「お金を支払っているので上げ膳据え膳でサービスを受けるのは当たり前」との考え方もある。したがって、残存機能を維持するために生活リハビリを提供することが中々進まないことがある。一般に、術後・怪我後には安静を好み、痛みがなくなるまで動くことを拒むために、リハビリをするという意欲に欠ける。さらに、入浴(浴槽利用)する習慣がなく、身体不自由な入居者は清拭を希望している。入浴するには毎回水を入れ替える、水虫を感染している入居者とはサービスを分けるなどの必要がある。認知症に対する理解は少なく、認知症と同じフロアの生活を拒否することも起きる。
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