(2)建築申請の分離発注方式 中国では、一般的な建築工事なら、全体的な設計業務を土建工事(建築本体)、カーテンウォール工事、内装工事、景観工事、表示・案内(サイン)工事などに分け、それぞれの工事専門業者に発注する、いわゆる分離発注が業界の主流である。なお、各工事の設計業務にはそれぞれの設計資格が必要である。また、鉄骨構造があった場合は鉄骨工事が躯体工事から分離される。設備工事も様々な内容によって更に分離されることが多い。一般的には、躯体工事を担当する施工会社が全体の元請けとして工事全体の調整役を務めるが、総合図を作成しないので、日本のゼネコンのような業者ではない。また、各工種で施工者入札時期にずれがあるため、各工種別の設計時期に影響することを想定したスケジュールを組む必要がある。建築本体の設計段階を日本の制度と比較すると、大きく次の5段階に分けられている。
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