(1)中国における認知症のイメージ 中国では、認知症は「痴呆症」や「失智症」と呼ばれ、日本の20年前同様、認知症に対する理解や認識がまだまだ低い状況である。昨今、日本では「MCI(軽度認知障害)」の方は適切な対応を実施すれば健康な状態に20-40%の確率で回復できる事がわかっているが、中国では医師でも未だその認識もなく、MCIになったら認知症に必ずなるという理解をされている方もいる。認知症=「怖い」「治らない」「迷惑をかける」といったイメージが浸透しており、一般の方々は、認知症に対して非常にネガティブな印象を持っている。
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