【調査結果のまとめ】 ●日系駐在員は30代以上の男性が多く、赴任年数はほぼ5年以内であり、家族連れの方は半数いる。慢性疾患持ちの方は半数以上を占める。 ●駐在員は現地ではあまり慢性病管理をしておらず、日本に帰国する際に治療するのが一般的である。 ●駐在員は慢性病疾患に対して、特に強い懸念を持っているとは言えないが、より良いサポートへのニーズを持っている駐在員は全体の１/４前後は存在する。 ●駐在員が現地で病気になった場合には、現地の医療機関に受診することが一般的である。 ●駐在員が現地で病気になった場合、日系クリニックに受診するのが最も一般的である。 ●現地で病気になった場合、受診の際には自身で支払い、薬を受け取り、後日会社に請求するパターンが最も一般的であり、治療のプロセス・結果に対しては概ね満足している。 ●駐在員の健康診断の実施率は高く、年に1回のケースが最も多いが、基本的には日本で受けている。 ●回答した駐在員は、深刻な精神的ストレスを抱えてはいないようだが、何らかのストレスを抱えている人も少なくない。 ●過半数の駐在員はメンタルヘルスへのサポートを希望している。 ●駐在生活上の健康に関して、最も心配されるのは、家族と自身の急病である。 ●全体のうち約半分の駐在員は、会社による健康サポートの強化の必要性を感じており、特に薬、急病サポート、メンタルヘルスに対するサポートへのニーズが比較的強い。