②政府方針 マレーシア政府の「2020年までの先進国入り」に向けた方針を示しているのが、1991年2月28 日、マハティール首相(当時)が打ち出した「ビジョン2020」である。ただしこの段階では医療・社会福祉サービスを成長産業として打ち出そうという意図は見られない。本ビジョンで示した9つの柱のうちの1つでは、「思いやりのある社会と気遣いの文化。社会が個人を尊重し、かつ国家や個人ではなく強靭な家族制度を中心に福祉が営まれる」とあり、家族で福祉を営んでいくべきであるとの国家方針が垣間見える。特にイスラム教徒であるマレー系民族を中心に、家族が自宅で親・高齢者の世話をするべきという風習が色濃く残っている。
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