②多国籍医療機器企業 欧米系多国籍医療機器企業の多くが既にタイに参入をしている。臨床診断薬の分野では、ロッシュ(Roche)、アボット(Abbott)、ジーメンス(Siemens)、J&J(Johnson and Johnson)、バイオラッド(Bio-Rad)、ベックマンコールター(Beckman)などが現地法人を持ち広く活動を行っている。整形外科領域においては、ストライカー(Striker)、ジンマー(Zimmer)、スミスアンドネフュー(Smith and Nephew)、メドトロニク(Medtronic)、J&J(Johnson and Johnson) などが現地法人を持ち直接販促活動を行っており、これら企業の流通は現地代理店が行っている。 これらの企業活動の一例として、人工関節の世界的トップランナーであるジンマーは、チュラロンコン大学に講座を持ち、タイの医師への積極的な自社製品を使用した手技方法の情報提供を行っている。また、ベトナムやカンボジアなどの周辺国からも医師をこの講座に技術研修として招待するなど、インド及びチャイナ展開を見据えた戦略拠点としてタイを活用している。ジンマーだけではなく、他の多国籍企業もタイをインド及びチャイナへの戦略拠点とすることは多く、ベトナム(ホーチミン)、カンボジア、ラオス、ミャンマー各地へ1時間のフライトで移動可能という地理的な優位を活かしたメディカルマーケティングを展開している。
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