中国の再生医療をとりまく環境 (1/3)
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3)中国の再生医療をとりまく環境  J-TECらがこれまでに実施してきた調査では、すでに上市され製造販売されている再生医療製品は公には2件のみであり、多くはない。具体的には、西安市を中心に製造販売されている、ドナー組織から採取した表皮細胞と線維芽細胞から構成される同種培養皮膚の安体肤(Antifu)(供給会社Shaanxi Aierfu ActivTissue Engineering co., ltd.:中国)と、天津市を中心に製造販売されている、軟骨細胞をげっ歯類由来のI型コラーゲンに包埋した三次元型自家培養軟骨のCaReS(供給会社Arthro-Anda Tianjin Biologic Technology Co., Ltd.:中国とドイツの合弁)である。J-TEC製品は細胞培養製品という点では類似するものの、その細胞や原材料、製造方法は異なる。また、上記2製品以外にも様々な臨床研究や自由診療が実施されていると推察できる。例えば、北京の中国人民解放軍総医院の骨科研究所で開発された培養軟骨は、これまでに8年間で100例程度の臨床実績がある。
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