我が国では1993年に理学療法士の大学教育が開始されたが、理学療法士の養成が始まってから現在まで26年の年月を要した。中国においては2002年の養成開始より大学教育が開始されていることから、教育制度に関しては我が国より後進的であるといえる。しかし、資格取得後の自己研鑽が昇給、昇任の基準となるという制度は、我が国も学ぶ必要がある。一方、教育の内容・カリキュラムなどは我が国と同様であるが、質においては個人差、地域差が大きいことが課題である。また、各治療者の持つ医療技術についても、いわゆる科学的根拠に基づいた治療法、治療機器を選択しているようには見えず、チーム医療も行われていないようであり、形式的なリハビリテーションは実施されているが、実際のところリハビリテーションとは言えない状況である。
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