中国では、伝統的な中医学(按摩、針、灸、漢方薬、気功など)や温泉治療がリハビリ医療として行われていたが、1980年代後半から麻痺、関節疾患、脳血管障害、脳性麻痺、腫瘍、泌尿器疾患、および精神疾患を対象にしたリハビリ施設が急速に増加した。中国初の近代的な総合リハビリ医療施設として「中国リハビリテーション研究センター」が1983年に設立された。同センターは、リハビリの臨床、研究、教育を手掛ける中国障害者連合会の直属機関であり、日本、カナダ、ドイツなどから技術援助を受けて活動している。治療とトレーニングを通じた障害者リハビリのほか、リハビリ技術と医療材料、障害者用品とリハビリ訓練設備の開発と提供、リハビリ人材の養成、障害者事業に関する政策や法規などの研究と提言などを行っている。
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