少子高齢化の進展、健康志向の高まりを受け、政府は「健康中国」を新5カ年計画(2016~2020年)で国家戦略に位置付けている。ヘルスケア産業の規模を2013年時点の1.65兆元(日本円約26.4兆円)から2020年に8兆元(日本円約128兆円)、2030年には16兆元(日本円約256兆円)に引き上げるとなっている。低所得者層の社会保障整備に加え、中核の医療・医薬・医療機器分野の成長が予想される。また、2016年末に発表された健康中国2030計画では、中国は経済の発展につれて生じている、運動不足、偏った食生活、それらに伴う生活習慣病の増加を中長期的に解決していくのが政策の狙いとなる。注目点としては以下のようなものが挙げられる。 平均寿命を2030年までに79歳に延ばす 合理的な食事指導:食事の栄養面での知識の普及 全国民的な体力作り運動:科学的なフィットネスの知識と方法の普及 重大疾病の予防:慢性疾患の検査と早期発見分野を強化する 医療サービスの向上:総合病院や専門病院などの連携を強化する 食品と医薬品の安全保障:安全基準の整備や審査基準の向上を進める ビッグデータの活用:各種健康医療データの体系化を通じてビッグデータ応用の新業態の創出
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