日中間の遠隔医療として、遠隔画像診断の今後の発展を左右するものとして、良い画像診断意見書（レポート）の作成がある。放射線画像診断に関わる医師の間では、良いレポートの作成が最も重視される。丁寧で良いレポートを作成できる画像診断医の確保が肝要である。遠隔画像診断事業を長期間続けてきた事業者では良い画像診断医の確保が進み、質の高いレポートの安定的提供が可能である。高いレポート品質を保って提供すれば満足度は高いと考えられる。今後、中国国内での患者の居住地域の病院事情、訪日検査・治療可能な病院の双方の事情に関する情報が増すことで、診断に留まらず、患者や中国の担当医へ次の選択肢を具体的に示すことが可能となる。丁寧なレポートと次の選択肢の提案で、より満足度の高いサービスとなる。