端末の操作速度が低下すれば、医師の業務効率に影響があるため、今後見込まれる画像診断件数の増加に伴い、通信サービスの増強などコスト上昇を伴う対策なども検討が必要となる。また、中国側サーバーにアップロードされた患者画像について、画像診断現場で普通に用いられる三次元構成機能（CT画像等を立体的に表示する）による読影が望まれるが、中国のサーバーが情報セキュリティ上、クローズな環境にあり、日本側に画像をダウンロード出来ないので三次元構成できない。現状は読影件数が少ないので支障ないが、今後件数が増加する場合や、難しい症例の読影には重要な機能であり、日本側の嘱託医や病院のパソコンで通信速度の評価を続けて、改善の必要性の有無の検討する必要がある。