高齢者施設と医療機関との連携内容およびニーズについて、主に各施設訪問によるヒアリング調査を行った結果を以下にまとめる。 今回調査した高齢者生活サービス機関の2/3が、所在地市内の3甲級総合病院(医療機関として最も高い等級)と提携関係にあると回答した(図表・80)。各施設とも医療の重要性を認識していることを示しているが、緊急時の搬送先として便宜を図ってもらえるという利便性に重きが置かれている。カルテの共有・電子化およびセミナー開催などによる啓蒙等を通じて、入居者の健康管理、リハビリ効果向上、介護度抑制等を目指すような考え方まで踏み込んでとらえているわけではない。
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