インド全体での医療保険料は図表・5に見るように、2012-2013年に25億ドルとなり、2003-2004年の1.5億ドルから大きく成長した。インドでは国民皆保険制度は導入しておらず、医療保険は公務員や貧困層を対象としたごく一部の公的保険制度と十数社の民間保険会社の保険商品から成り立っている。その普及率は現在16%前後と、アメリカの87%と比較すればまだまだ低いが、保険市場が急速に拡大しており、2015年には20%まで上昇すると見込まれている。また、総医療費における保険からの支出も増大しており、総医療費のうち保険からの支出は2009-10年の6.4%から2015年までに8.4%まで上昇すると予測されている。医療保険の普及により、日本と同様、特に慢性疾患の治療に関する医療アクセスの向上が見込まれる。
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