旧政権時に掲げられたインド第12次5ヵ年計画(2012-2017年)は、国民皆保険制度の供給、医療インフラの強化、R&Dの普及と医療関連事業者への規制強化の制定などに焦点を当てている。昨年インド共和国に発足したモディ(Narendra Modi)政権でも、ヘルスケア分野の拡充は最重要公約の一つとなっており、『すべてのインド人に健康保険を、そして自己負担を減らす』ことを目標に掲げている。具体的には、薬と診察の無料化の機会をすべての市民に提供するというもので、提案された計画では2015年4月から段階的に拡大し、2019年3月までに全人口をカバーするとのことである。ただし、計画通りに実現すれば、2014-2015年度の予算配分額56億ドルの2倍以上、毎年約114億ドルが必要とされる。
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