肥満や体重過多は、世界的な健康問題となっている。肥満は今や関節炎、脳卒中、心臓血管疾患、がん、糖尿病など多くの健康問題を引き起こすことが知られているが、根本的な解決ができている国はまだない。インドでも肥満と健康への関連性が指摘されており、対策の必要性が認識されている。その背景に、インドの体重過多および肥満者の割合が増加していることが挙げられる。インドでも肥満や体重過多の指標としてBMI(Body Mass Index)を用いている。肥満や体重過多に分類は、やせが18.5以下、ふつうが18.5以上~24.9以下、肥満あるいは体重過多が25以上と設定されている。2006年の統計によれば、低所得層から富裕層までを含むインド全国における15-49歳のBMIの数値で、肥満と判断される人は、男性が9%、女性が13%であると公表されている。割合では大きな数値ではないが、インドの人口規模を勘案すると、人数は相当数いると考えられる。
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