2)インドにおけるがん医療提供施設の必要性 (1)医療施設 A Hospitalでは、腫瘍専門医などのがんを専門に担当している医師がおらず、外科系の医師ががん患者の診察治療している状況となっている。しかし、がん罹患率の増加に伴い、がん専門の医療サービス提供の必要性については認識している。がんを専門にした医療サービスを提供する場合、特にニーズが高い疾患部位として、頭頸部、消化器系、泌尿器系、肺を含む胸部が高いとのインド側の認識が確認できている。女性の特に罹患率の高い乳がん及び子宮頸がんについては、今後も増加するとの認識が示された。なお、子宮頸がんのワクチンは都市部でのみ実施されており、農村部ではほぼ実施されていない状況であることも確認できた。また、子宮頚部細胞診の検査を受ける人はインドではまだ少数となっている。男性のがんでは、頭頸部のがんが最も罹患率が高く、また肺がんも多い状況となっている。
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