3-3.歯科技工教育の受講費用 後述の4-2のアンケート結果では、技工トレーニングの受講費用は最安値の100元が適当であると回答した者が最も多く、最高値の500元以上が適当と回答した者は最も少なかった。ただし、極端に偏った結果とはならず、希望する受講費用についてはバラつきが見られた。また、このアンケートの回答には「無料」という選択肢を含めなかったが、おそらく多くの技工士はトレーニングは無料で受講することに慣れており、技工トレーニング費用については、基本的には「無料、もしくは低価格」を望むことが予想される。一方で、スキルアップを強く希望する技工士(トレーニングのために適正な費用を支払うべきと考えている技工士)が存在することも、アンケート結果から見てとれる。すなわち、アンケート質問7の結果で、「外部技工トレーニング受講での1回当たりの許容予算は?」という項目に対して「500元以上」と回答した層の技工士が該当する。人数的には36名中5名(14%)と多くはないが、有益なトレーニングであれば、高額な受講費(1回10,000円以上)でも参加して技術を習得したいと考えている層である。
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