4-4.日本製義肢装具の優位性と受容性 1) 品質面での優位性は高い 品質面では、下肢装具に専用設計されたプラスチック材料の使用、専門教育機関を卒業した義肢装具士や製作技能士により製造されることによる設計、出来栄え双方の品質とも日本製品は中国国内製品や台湾製製品を上回っている。ただし、これは耐久性試験などを経た客観的差異ではなく、現地の義肢装具専門職や取扱企業、患者や家族の主観的評価である。これは、日本では装具が療養給付や補装具給付の対象として処方、設計製作、適合のプロセスが確立されており、義肢装具製作所が製造した製品に対して医療職の適合確認が行われること。義肢装具士だけでなく、医師や理学療法士などの医療職に対しても装具の教育が行われ、処方確認者の装具にかかる力量が高いことなどが背景であると考えられる。
よくある質問をご覧いただき、ご質問が解決しない場合は、下記お問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。