2) 中国医療市場と日本リハビリ機器メーカーの現状 日本のリハビリ機器メーカーの市場参入は過去の政府開発援助(ODA:Official Development Assistance)により3級病院を中心に納入実績があり、特に水治療機器のハバードタンクや水中トレッドミル、介護浴槽の老朽化が見えるものの20数年経過した今でも稼動し主要機器として使用されている。しかし、近年ではODA案件の減少に伴って、日本製品の納入実績も減少している。調査対象の病医院が使用している機器を見ても物理療法機器を中心に関係をつないでいるが各社ともに伸び悩みがみられる。機器の保守担当者やリハビリ従事者の日本リハビリ機器メーカーに対するイメージも過去に比べ消極的であるとの意見があった。一方、欧州を中心とした海外メーカーは、機器についての教育拠点やスタッフ派遣、中国国内リハビリ機器メーカーへの特許部品の提供、主要病院などへの研究委託契約など市場に対し密接な関係を構築している。
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