⑤疾病構造の変化 トルコの疾病構造は、従来の途上国型と呼ばれる感染症疾患中心の構造から、先進国型と呼ばれる生活習慣病などの非感染性疾患中心の構造へと変化しつつある。これはトルコでの医療・衛生水準が向上し、これまで主な死因となっていた感染症などによる死亡が減少した(図表・8)結果、出生時平均余命が向上した一方で、高齢人口の増加や生活習慣を原因としたがんなどの非感染性の疾患による死亡件数が増加した(図表・9)ためと考えられる。一般に、こうした非感染性疾患に対応するには、途上国型と呼ばれる疾患に対する医療と比較して、より高度で高額な医療の供給体制を整えることが課題と言える。
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