(ア)口腔衛生サービスの利用状況 タイ国民の歯科医療サービスの利用は僅かながら増加している。最もよく利用している年代は就学年齢層である。地域別に見ると、バンコクが地方に比べ最も割合が高い。2011年、国家保健安全委員会は、サービス利用の効率化と⾧期的な疾病予防のために、口腔健康サービスの提供に「歯科基金(Dental Fund)」として特別な予算配分を始めた。1人当たりの対象範囲は、対象者の義歯サービスを含め、重要な対象群における健康促進、疾病予防及び治療におけるサービスファシリティに年間1,200百万バーツで割り当てられている。なお、実施戦略は以下のとおりである。 ・県・郡にて効果的かつ包括的なサービスを提供の促進 ・キャンペーン「あなたの子供の最初の歯を磨く」を展開し全国的に問題意識を持たせる ・地域単位でのサービス利用の管理システムの効果的な運用を支援 ・歯科従事者を増やし、普及、教育の促進させる ・政府の口腔衛生システムの戦略立案 予備的評価では、人口によるサービス利用全体が、2010 年から2012年に人口1,000人あたり251人から291人に15.9%増加したことが示されている。基礎歯科サービスでは2.3%、専門歯科サービスでは10.4%増加している。
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