タイにおける歯科医療の方針
3)タイにおける歯科医療の方針 ア.口腔衛生政策  タイの口腔衛生政策は、世界保健機関(WHO)、世界歯科連盟(FDI)、及び国際歯科学会(IADR)を含む口腔保健関連国際機関で確立した2020年までの世界的な口腔衛生目標を基に進めている。その内容として、3つの目標を掲げている。 目標1:各年齢層の口腔健康状態の向上 すべての年齢層の人々が歯のう蝕(むし歯)や歯周病を含む大きな口腔内の問題を抱えているため、良好な口腔内状態を達成するための目標を掲げる。 目標2:必要に応じた質の高い口腔衛生サービスを平等に受けることができるシステム 公的部門及び民間部門の両者のサービス提供の職業的役割を明確にし、看護促進、予防、治療、及びリハビリテーションを含む統合サービスに移行できるようにする。 目標3:2020年の公共部門の役割の明確化 人、社会や地域は、民間レベルではセルフケアを実践し、コミュニティレベルでは関係する要因や環境を管理する。
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