本プラットフォームは、画像診断、医療IT等の要素で構成されるため、それぞれの動向について概観する。 　タイの医療機器市場は7億9,500万ドル（2010年）で、2015年には12億2,800万ドルまで拡大すると予想されている。同期間において、医療機器の種別には、画像診断分野（レントゲン、CT等）の市場の拡大が顕著で、とりわけ、がん・糖尿病・心臓病疾患等の早期発見・治療に向けた画像診断機器（PET、MRI等）、人工透析機器等の需要拡大が期待されている（（タイ投資委員会（Thailand Board of Investment）の月刊レポート（2010年8月版））。タイ医療機器技術工業会（THAIMED the Thai Medical Device Technology Industry Association）調べ）。診断機器においては日本製品の競争力が強く、CT、心電図等では米国を上回りトップを維持している。