リハビリテーションにおける医療保険制度
リハビリテーションにおける医療保険制度
リハビリテーションにおける医療保険制度
リハビリテーションにおける医療保険制度
ケニアでは、唯一の公的医療保険として、National Health Insurance Fund (以下NHIF)があり、加入者は年々増加している。2018 年6 月末の統計データによると、加入者は2,500万人を超えた(ケニアの総人口は2017 年時点で約4,970 万人)。しかし、NHIFで補填される医療費には限度があり、入院や手術費など高額な医療にかかり、上限を超えた場合は実費負担となる。例えば、ナイロビ病院で虫垂炎の手術のために約1 週間入院をした際、入院と治療費の合計金額は100 万ケニアシリング(以下ksh1、2020 年2 月現在1ksh=約1.1円)を超えていた。病院に一泊するだけで8~10 万ksh、手術代金や薬剤費などが別途加算されて合計100 万ksh であるが、NHIF の補償額は処置や入院期間によって変更されるようである。病院に一泊した場合、NHIF は最大で2,900 ksh 補填されるようであるが、何泊まで補填されるかは実際不明である。そのため、多くの人はNHIF の他に民間保険にも加入している。民間の保険会社は数社あり、リハも毎月約50,000~150,000ksh 補償されている。NHIF でもリハは補償されており、NHIF の報告書ではリハビリテーションに年間約60,000ksh 補填と記載されているが、詳細な金額が記載された記録などはない。また、実際に支払われるまでの期間が長く、不透明な理由で補填が拒否されるケースもある。保険申請の手順は、医師の診断書や申請用紙に記入し、NHIF か民間保険会社へ書類を提出、その後認可されれば代金が支払われる仕組みとなっている。代金は申請者へ返金されるか、医療施設へ直接振り込まれる。いずれの保険会社も書類提出後、48 時間以内に認可の返事がくるとされているが、返事が遅滞されることが頻回にあり、最初から実費で利用する患者も少なくない。
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