1) 医療制度 1950年代に発令された国王令により、政府が全国民に医療を提供する責任を持つことが定められている(Almalki et al 2011; Al-Hanawi 2017)。そのため、これまではすべてのサウジアラビア人と非サウジアラビア人のうち公的機関に勤務している者は、公的医療機関を受診する際の医療費が無料であった(Al-Hanawi 2017; Al-Otaibi 2010)。後述する健康保険制度の導入に伴い、上記に該当する者であっても健康保険制度の対象者は公的医療機関での医療費が有料となっている。民間のクリニック、病院などの民間医療機関の受診に関しては、サウジアラビア人、非サウジアラビア人にかかわらず費用が発生する(Albejaidi 2010)。
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