(1)骨変形治癒矯正の状況 現地病院への訪問及びヒアリングの結果、一人の整形外科医あたり、3 ヶ月に1 症例程度日本式骨変形治癒矯正診療が必要な患者を診察していることが判明した(SGH)。同様に、病院によってばらつきはあるものの、NUH の場合は整形外科分野全体で年間少なく見積もって10-20 症例程度の日本式骨変形治癒矯正診療が必要な患者を診察していることが判明した。なお、整形外科分野の常勤医師の場合、1 人あたり受け持つ患者数は年間で3,000 人程度であることが、電話インタビュー及びメールでの回答から判明した。また、シンガポールにある主要病院31 施設に電話でのヒアリングを行った結果、骨変形治療に関する医療サービスを行っている施設は8 つ存在することが確認できた(以下表18.参照)。その結果、45 名の整形外科医の存在が確認でき、さらにそのうちの36 名が手術を含む上肢の治療行為を行っていることが判明した。なお、整形外科で著名な主要病院は全て私立病院であったことが判明した。これらの医師の医師名、資格及び職位、所属病院及び専門リストは別添2.参照(シンガポールの医師は複数の病院に所属している場合が多いため、所属は必ずしも記載されている病院のみではない)。
よくある質問をご覧いただき、ご質問が解決しない場合は、下記お問い合わせフォームよりお問い合わせ下さい。