タイ・インドネシア調査:加入保険と受診できる医療機関の関係

タイ・インドネシアにおいて、患者は加入している保険によって受診できる病院に制限がある。低所得者の場合、主に公的保険を使って公立病院を受診し、手術など高度医療が必要な場合には一次医療機関から二次・三次医療機関へと紹介されていくため、多くの場合、長い待期期間が生じる。高所得者は民間保険に加入している場合が多く、はじめから都市部などの大手系列私立病院を受診する場合もあり、その場合には系列病院内で紹介/逆紹介がなされ、手術までの待期期間は短い。

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